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2004年08月24日
CCCD問題に苦しむアーティストとマネージャー
この話をすると頭に血が上るので(苦笑),できるだけしないようにしているCCCDなのですが…気になっている話題があるのでメモ代わりに書いておきます。
今日渋谷のクワトロでライブがあるバンドの話です。あと一時間くらいで開演かな?
以前私のサイトが今の形式ではなかったころ、レーベルゲートCD(ソニー版CCCD)を取材しに,SME(ソニーミュージックエンタテイメント)に行った話を書いたことがあります。
そこで少なからず驚いたのが「通常のCDで作品を出すか,レーベルゲートにするか,CCCDにするか,CD-EXTRAにするかという決定権はあくまでレコード会社にあり,アーティストにそれを拒否する権限はない」ときっぱり言われたことでした。
あれから一年くらい経ち,さすがに落ち着いてきた…といいたいところですが,相変わらずAVEX系はほぼ100%CCCD,東芝EMI系もかなりの確率でCCCD,SME系列はほとんどレーベルゲートCD2という状態です。
で,今回の話の主役は,カーネーションというグループ。私は正直,聞いたことがなかったりするんですが,私がよく見ているサイトのWebマスターさんが大ファンだったり,今年20周年だったりということで,よく名前は耳にしていました。
彼らの事務所はソニー系(Sony Music Artists)なのですが,レコード会社はAVEX。ここ2年くらい,アルバムをCD-EXTRAで出してCCCDを回避していたのですが,ついに逃げ切れなくなったのでしょう。
AVEXは「今後は例外なく全アイテムをコピーコントロールCDでのリリースにする」という方針に切り替えたらしく,今年の6月に出たシングルからはついにCD-EXTRAで出すのもダメだということになりました(詳しい話はこの辺に)。
で,今回のアルバム。CCCDとアナログ盤(!)と両方で出すことになったのですが,収録曲が微妙に違ったりしてまったく同じアルバムではないのです。また,CCCDでは買いたくないというファンのために,ダウンロードサイトでも全曲購入できるようにしていたりと,スタッフ側の苦労がにじみ出ている状況だったりするのですが…。
カーネーションの公式BBSで,チーフマネージャーの富永氏が
「カーネーションへの想いもそのくらいかと、ずいぶん情けなくガッカリさせられた発言」
「cccdに反対であるということを表明するのにあたっては、作品を買わないということではなく、カーネーションへのおひねりと思って作品をお買い求めいただいた上で(もちろん聴く聴かないはお任せいたします)、レコード会社に対して、手紙、メール、書き込みなどで直接そのお気持ちを伝えていただけると、ボクらはありがたい」
という発言をしちゃったんですね。その後アーティスト本人までBBSに登場して,収拾に努めたんだけど
「おひねりとはなんだ」
「もうカーネーションなんか聞かない」
とBBSが荒れてしまって,ログが流れて,現在直接マネージャー氏の発言は読めなくなっている状態。うう~む…。
CCCD問題についてはホント,いろいろ話を聞けば聞くほど,単純に「CCCD出すアーティストなんて聞かない!」とは言えなくなってしまう。(でも結果としてはCCCDだと滅多に買わないので,ほとんど非買運動をしているに等しいんだけど)
マネージャーを始め,現場の人たちはさぞツライだろうなあと。レコード会社に最後通告をだされて,それでもメジャーにいるために苦渋の選択を迫られたのだろうことは容易に想像がつくし。
それにしても…。ボーカル直枝氏の
「しかし、CCCD問題についてはいつも迷惑かけてるよなぁ。すまん。」
の一言が切ないです。
アーティストはこんなこと心配しないで,音楽のことだけ考えてればいい時代が早く来るといいのにね。
参考:カーネーション公式サイト
投稿者 ayano : 2004年08月24日 14:01
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コメント
こちらにはお初にお邪魔です。
CCCDの問題に関しては、
わりと初期から色々話を聞いてたんですが、
会社側の考え方はともかく、アーティストの受け入れ方にも色々ありますよね。
以前見たアーティストは、自らのオフィシャルで
「音質の劣化はたいしたことではない」
「音質を聞いているのではなく楽曲を聴いているのだろう」
「機器に対する影響はタダのデマだ」
などということを述べていました。
ある程度オーディオそのものをいじっている人間としては、
好きな音楽をよりよい音で、という考え方は存在しないのかな、
と正直に思いましたし、アーティスト側としても、
音声をできるだけ劣化させずにファンに届けたいという思いはあるはず。
劣化云々に関してはすでに悪影響があることは周知の事実ですし。
ただ、肝心の音楽活動そのもの以外に
ここまで悩みのタネがある現状は、
アーティストや音楽業界そのものに対して
明らかに悪影響じゃないのかなーとは思います。
われわれファンにとっても、アーティストにとっても、
よりよい形でこの問題が早く収束することを望みます。
投稿者 clocks : 2004年08月24日 18:16
もうCCCDでいいから、ひとつのパッケージに
同じCDを2枚入れてほしい。
それなら買ってもいい。
家用とクルマ用を分離できないなんて不便すぎる。
CCCDはMDの売り上げ低迷を危惧するソニーの陰謀だー!
と、デマ流してみたり(笑)
投稿者 すぎやま : 2004年08月25日 08:50
ボカァCCCD買いません!
とか言いながら2~3枚間違って手に入れてしまいましたが
最近は昔ほどCDを買わないのでそもそも影響は無いのですが
CCCDの考え方そのものが嫌いなのでとてもじゃないけど買う気になりません
大体ファン、ミュージシャン共に反対していて売り上げも上がらず
メーカーにだって旨味があるとは到底思えないCCCDなのに
どうして意固地になっていまだに出し続けているのか分からないのです
正直CCCDに反対するアーティストにはレコード会社移籍してでも
ちゃんとした反対の意思を通して欲しいと思うのです
投稿者 大魔王 : 2004年08月25日 14:40
clockさん:
いらっしゃいませ~。
書いて頂いたアーティストさんは,ずいぶん乱暴なことを言う方ですねえ(^^;
さすがにそんなことを言う人は今はほとんどいないと思うのですが…もうあれから二年くらい経っているし。
肝心の音楽活動そのもの以外で悩まなくてはいけない状況,やっぱり変だと私も思います。こんなことに悩まず,音楽のことに打ち込めるようになってほしいなあと思っています。
すぎやまさん:
ソニー,と一言でくくれないところもまた,この問題だったりするんですけどねぇ。
同じソニーでも,VAIOチームと,ドライブ作ってるチームと,ネットワークウォークマンみたいなのを作ってるチームと,SMEとでは全く違うこと考えてたりしますし。
外で見るよりも,中はとってもバラバラな会社らしいので…
大魔王さん:
CCCDの考え方そのものが嫌い,それは私もそう思います。コピーコントロールというのは,円盤だけにかければ実現するものではなくて,再生するハードウェア側の対応があって初めて成立するものですから。
CCCDにせよ,レーベルゲートCDにせよ,元になっているCDSという技術があまりにお粗末で,あんなものをコピーコントロールとはいわない,と私は思っています。
> 正直CCCDに反対するアーティストにはレコード会社移籍してで
も
> ちゃんとした反対の意思を通して欲しいと思うのです
「CCCDに反対するレコード会社」というのはほとんどないのが現状です。「気が付いたらCCCDを出すのをやめちゃったレコード会社」ならありますけど。キングレコードとか。
メジャー系レコード会社の総元締めである日本レコード協会がッCCCDを推進する意向なので,そこに参加しているレコード会社としては,おおっぴらに「うちの会社はCCCDに反対です」とはいえない,というなんとも悲しい図式です。
じゃあインディーズになればいいじゃん,というのは,言うのは易く,行うは難いわけで…
投稿者 ayano : 2004年08月26日 16:39