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2006年05月31日

新宿で「現代植物画の巨匠展」とゴッホの「ひまわり」を観た

JRの車内でポスターを見かけて、ずーっと気になっていたのが、新宿の損保ジャパン東郷青児美術館でやっている「現代植物画の巨匠展」。これ、あまり話題にはなってないみたいですけどすごくよかったです。7月2日まで。

sonpojapan.jpg

もうずいぶん前ですが、去年の秋に群馬まで見に行った「ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館」。アラマタコレクションの中でも面白かったものの一つが、植物や虫を精密に描いた絵でした。そのときはあまり点数がなくて、「もっといろんな絵を見たいな~」と思っていたんですよね。

で、今回の「現代植物画の巨匠展」。オクスフォード大学で植物学を学び、植物画の普及に努めるシャーリー・シャーウッド博士のコレクションの中から、現代の植物画家の手による121点を公開したものです。イギリス、ヨーロッパ諸国、アメリカ、アフリカ、中東、中国などなど、世界中の植物画家が描いた植物絵が展示されています。もちろん、日本の植物画も展示されています。

この、左側のぜんまい(シダ?)の絵がポスターに使われていて、どーーーしても頭から離れなかったんですよね。実物もすごくよかった。ポストカード買ってくればよかった…と、ちょっぴり後悔。

植物画の面白さはいろいろあるんですけど、写真「以上」にリアルなところが観ていてとても面白い。普通なら影になってしまって見えないようなところも、構図でなんとかしちゃってあったりするし。写真の場合は隅々までピントを合わせるのは難しいけど、植物画ならそれができる。「どこかにピントが合ってどこかがぼけてる」のではなく、「すみずみまで細かく描写」が可能になるのは、絵ならでは。細かく細かく書き込みすぎていて、じーっと見ていると気持ち悪くなってくるようなものもあるんですが(私だけ?)、すっごく面白いです。

時間がなくて、後半は結構駆け足で見たんですが、どの絵もほんとに見飽きないですよ~。肉眼なのかルーペを使ったのか分かりませんが、描き手の観察力のすばらしさに惚れ惚れします。「芸術作品の絵画」とは明らかに違う絵のジャンルがあるんだなあと、目を開かれた思いです。

紙や羊皮紙に、鉛筆&水彩で描かれたものがほとんど。鉛筆の輪郭線を消さないであるものも多くて、なんとなく親近感がわきます。油絵は描いたことなくても、だれでも鉛筆や水彩絵の具でなら、絵を描いたことありますもんね。まあ、展示されている作品は「かつて美術の時間に描いた花の絵」とは次元の違うものばかりですけど……。

そんな植物画を堪能したあと、最後の常設コーナーで待ち受けているのが、あの名画。ゴッホの「ひまわり」です。私なんかは野暮天なので、絵そのものよりも「安田火災が58億円で競り落とした」ことのほうがよっぽど印象的なんですけどねえ。その「ひまわり」がガラスケースに入り、ゴーギャンの「アリスカンの並木路」とセザンヌの「りんごとナプキン」を両側に従えて鎮座しています。

初めて実物の「ひまわり」を見たわけですが、あんなに大きい絵だったんですね。まずその大きさにビックリしました。本やテレビではサイズは分からないから……。

もう一つ思ったのが、「こんなに立体的な絵だったんだなあ」ということ。絵の具がものすごく盛り上げてあって、ダイナミックなんですよ。近くで見ると、それにもびっくり。こんな迫力のある絵だとは思ってなかったなあ。今までは正直「壺にひまわりが活けてあるだけじゃん……」と思ってたんですよね……ごめんなさい(^^;


「ひまわり」落札
「ひまわり」落札
posted with amazlet on 06.05.31
勅使河原 純
めるくまーる (2006/02)

「ひまわり」関連でちょっと面白そうだなと思った本。しかし今思えば、あの落札はバブル前夜だったんですね。バブルってもう、遠い昔のことのよう……。
あと、今回この美術館に行って「損保ジャパンって、前身は安田火災だったのか!」などと無知をさらしていた私でした。ははははは(恥

なんだか話が飛び飛びで、いまいちまとまりが悪いですが、でもホントによかったですよ、この企画展。地味ですが、終わっちゃう前に是非。7月2日まで、西新宿でやってます。

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投稿者 ayano : 2006年05月31日 03:06

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