2008年07月20日
「埜庵」のマスター・石附さんのロングインタビュー
読者のみなさまにお知らせ:
トーキョーウジキントキをお読みの方なら、たぶん全員ご存知、鵠沼海岸にある天然氷のかき氷のお店「埜庵」。埜庵のご主人、石附さんの長~いインタビューが掲載されました。前後編の2本立てで、まずは前編の掲載になります。
石附さん、これまでもasahi.comやexciteなどにも取り上げられていますが、これだけじっくり紹介された記事はさすがに初めてなのでは。
普通はかき氷って、甘味処が夏場だけ出すなど、季節営業であり補助的な商品なわけですが、ご存じの通り埜庵ではかき氷をメインに据えて、通年かき氷一本で勝負しています。夏場と冬場でお客の数が100倍くらい違うなど、「メイン商品としてかき氷を通年営業することの難しさ」など、石附さんの自負と悩みが垣間見えますので、埜庵ファンの方はぜひご一読を。また、冬場、山にこもって天然氷作りをする様子も、たっぷりの写真で紹介しています(動画では観たことがあるけど、テキストで読めるのは貴重!)。
なお、トーキョーウジキントキからは、過去の埜庵のかき氷写真や、京都の某店のかき氷の写真などを提供しています。後編では鎌倉小町通り時代の埜庵も登場する予定。後編が掲載されたらまたここでもご紹介しますので、お楽しみに。
なお、これまでトーキョーウジキントキで載せた埜庵の記事は、2004年8月、2005年春・その1、その2、2006年5月、2006年12月、2007年8月・前編、後編の全7本。今年も掲載予定ですので、お楽しみに~。
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2007年09月14日
風情ある古民家カフェでかき氷:佐原「カフェ しえと」
カフェ しえと (WEB)
香取市佐原イ3382-3 TEL:0478-55-8808
営業時間 :11:00~17:30、水休
食べたのは…2007年9月
主な値段は…かき氷(パイナップル) 500円?
昔ながらの街並みが残る街、佐原。倉や古い商店が建ち並ぶ街並みの中に、江戸時代の商家をカフェに古民家再生した「しえと」というカフェがあります。All Aboutの記事で見かけて気になっていたので、佐原観光に行ったときにお昼を食べに立ち寄ってみました。……あっ、かき氷発見!

パイナップルのかき氷、たしか500円だったかな。氷はふわふわ、かかっているソースは、パイナップルの果肉から作ったフレッシュなもの。上に載っているのはブルーベリーです。
まるでメレンゲでも混ぜたような、ふわふわのソースが面白い。それでいて、パイナップルの繊維が残っているような果実感の強いソースでした。こういうかき氷は珍しいな~。ふわふわすぎて、氷との絡みがイマイチなのが気になったけど、でもでもなかなか美味しい&珍しいかき氷でした。

とても素敵なカフェで、かなりのんびりしてしまいました。中庭も素敵だし、なにより差し込む太陽の光が素敵。何枚も写真撮っちゃったくらいです。佐原観光していて「休憩したいな~」なんてときには是非どうぞ。かき氷関係なく、お勧めです。
佐原のようすについては、コチラをごらんください(写真有り)
2007年09月09日
境内でフレッシュなイチゴのかき氷:鹿島神宮境内「一休」
鹿島神宮境内 一休(WEB)
茨城県鹿嶋市宮中2306-1 鹿島神宮境内みたらしの池 TEL:0299-82-4393
営業時間AM9:30~PM6:00、第2水曜日定休(祝祭日は営業)
食べたのは…2007年9月
主な値段は…氷完熟いちご 300円
かき氷のなかで何が好き?と聞かれて、「イチゴ!」と答える方は多いのではないでしょうか。市販のイチゴシロップをかけたかき氷もおいしいけれど、生のイチゴを使ったかき氷はもっとおいしいんですよね。私が初めてこのタイプのかき氷に出会ったのは、もう今から5年前に台湾に行ったときに食べた「草苺氷」。それから、西荻窪の「甘いっ子」、目白「志むら」、広尾「船橋屋こよみ」、鵠沼海岸「埜庵」など、何回か“イチゴシロップじゃない氷イチゴ”に出会いましたが、はっきりいってまだまだ少数派。

意外なところで、このタイプのかき氷に遭遇しました。茨城県の鹿島神宮境内にある「一休」。ここ、お団子やおそばなどを出す茶屋なんですが、夏の間販売しているかき氷のラインナップのうち「完熟いちご」というのが、自家製と思われるイチゴソースをかけたかき氷なんです。というわけで、氷 完熟いちご、300円。
ふんわりと盛られた氷の上に、甘さ控えめのイチゴがたっぷりと。あー、昔、家で作ってたイチゴジャムみたいな味がする~。ほのかな甘さと酸っぱさがおいしくて、和みます。

鹿島神宮は広いですが、森を抜けて御手洗の池(写真、大人が入っても子供が入ってもなぜか水の高さが胸までだと言われている)のところの大きな茶屋なので、すぐに分かると思います。あ、もうひとつの目印はこれ。

大きなお団子を炭火で焼いているのも目印かな。このお団子、焼きたてなこともあってとてもおいしかった♪
2007年08月18日
進化するかき氷店:鵠沼海岸「埜庵」(後編)
埜庵
神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-5-11 TEL : 0466-33-2500
営業時間:11:00 - 18:00 定休日:毎週月曜日
食べたのは……2007年8月
主な値段は……抹茶 700円
天然すいか、天然白桃、白葡萄……と新作フルーツかき氷をいろいろ紹介しましたが、最後にご紹介したいのがこれ。
「抹茶」700円。埜庵の抹茶氷/宇治金時をいただくのは、まだ鎌倉にあった時から数えて3回目か4回目だと思うんですが……いやぁ、びっくりしました。
一口食べると、ガツンとお濃茶の味のインパクト。かき氷を食べているんだけど、お濃茶をいただいているような感じなんです。味が濃いけど渋くない、お茶の旨みが濃厚に出ている抹茶蜜がとにかくおいしくて、「うわー、おいしいなあ」と感心しながらいただきました。濃厚な抹茶氷をひとしきり味わったあと、添えられた練乳をかけて抹茶ミルク氷にしていただくと、練乳の味に抹茶が負けることなく、両方が合わさってさらにおいしいんです。
今年の抹茶氷、私にとっては今までで一番おいしかったです。今までの抹茶/宇治金時もおいしかったんですが、埜庵さんの場合は、ほかのメニュー、特にフルーツを使ったかき氷があまりにおいしいので、正直なところあまり印象に残らなかったんですよね……。でも今年の抹茶氷は、ストライクゾーン直球ど真ん中、って感じ。
抹茶を変えたのかな、それとも量を増やしたのかなと思って聞いてみたら、石附さんはニヤリと笑って「抹茶は変えてないし、量も増やしてないよ。抹茶の量をただ増やしても、渋くなっちゃっておいしくないからね」との返事。むーん、とするとシロップの量の調整ではないかと思うけど、それでこんなに差が出るモノなんですね……と感心しきり。ううむ、かき氷って本当に奥が深い。
そろそろおいとましようかな、なんて思っていたところ「最後にこれだけ味見していってよ」と出していただいたものなので、よほど自信があるんだなあとは思っていたのですが……一口食べた瞬間「あっ、やられた」って思っちゃいましたもん。(何がやられたんだ?)さんざんかき氷を食べたあとだったのに、気がついたら溶けた最後まで飲んじゃって、すっかり完食してました。ううむ、やっぱりやられてる。
ところでこの埜庵というお店では、秩父で作っている天然氷を使ったかき氷を出している、というのは以前にも書いたとおり。ご主人は年末年始の時期は、秩父の阿左美冷蔵という氷室で氷作りをしています。
※本家・阿左美冷蔵についてはこちらを参照
以下ちょっと、いや、かなり気になる(心配な)お話を……。
去年、関東地方は記録的な暖冬だったことを覚えている方も多いと思います。実はわたくし、内心「天然氷は大丈夫なのかなあ……」と気になっていたのですが、結論からいうと「全然大丈夫じゃなかった」。関東で天然氷を作っているところというと、日光と秩父の名前が挙がるのですが、どちらも大変厳しかったそうです。
通常、秩父では1月が氷を採るのに一番忙しい時期。1月上旬に1回、1月下旬に1回、合計2回採るのが通常なのに、今年は1月はまったく駄目で、2月に入ってから初めて氷が採れたのだとか。しかもその氷も非常に薄くて10センチ程度、例年の3分の2くらいしかなく、機械でなく手で切ったのだそうです。結局、採れた量は例年の半分以下だったので、「天然氷のかき氷屋」にこだわる埜庵さんとしても、純氷を使わざるをえなかったとの話でした。もともと秩父は日光より生産量が少ないのに、今年は暖冬の影響で氷の生産量が例年よりかなり少なかったため、埜庵さんをはじめとして、十条「だるまや」さん、埼玉・しらこばと水上公園「水庵」さんなど、秩父の天然氷を使っているお店はどこもかなり困っているとのこと。すでに今年、埜庵で出しているかき氷は、秩父の天然氷ではなく日光の天然氷でほぼ回しているそうです。
以前「埜庵のご主人より伝言」と書いたとおり、今年は8月11日~19日のもっとも混む時期と、毎日300杯を超えた分は、天然氷ではなく純氷(氷屋さんが作って売っている氷)でのかき氷を提供する予定とのことでした。
私はもともと東京生まれなのですが、自分が子供だった頃に比べると、東京の冬は寒くなくなってきているなあと思います。雪が降る回数も明らかに減ってますし。ものすごく厳しい寒さはたしかにつらいけど、でも冬はやっぱり寒くないと冬らしくないし、最近は暖かい冬の年は「天然氷を作ってるところは大丈夫かなあ」と気にかかるようになりました。盛夏のさなかにそんな心配をするのも何ですが、今年の冬はちゃんと寒くなるよう、お祈りしています。
2007年08月16日
西瓜よりおいしい天然すいか:鵠沼海岸「埜庵」(前編)
埜庵(WEB)
神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-5-11 TEL : 0466-33-2500
営業時間:11:00 - 18:00 定休日:毎週月曜日
食べたのは……2007年8月
トーキョーウジキントキは、今年で5年目。最初の頃は「かき氷のblog!?なんて物好きな……」という反応がほとんどだったんですが、最近は驚かれることも減りました。実際、かき氷について熱く語る人(blog)が、ここ数年でずいぶん増えたなあという印象があります。
そんな、かき氷好きさんのblogの中で一番取り上げられているのがここ、神奈川県・鵠沼海岸にある「埜庵」。家から遠いこともあって、私は年に1~2回しか行かれないんですが、通い詰めるファンも大勢いるかき氷屋さんです。
通い詰めるファンがいる理由は、かき氷がおいしいから、そして、しょっちゅう新メニューが出てくるから。埜庵はほぼ一年中かき氷を出しているお店で、店主の石附さんが秩父や日光へ天然氷を作りに行く年末年始以外は、春も夏も秋もおいしいかき氷を提供しています。定番メニューのほかに、その季節ならではの果物のかき氷を味わえるのが、なんといっても埜庵の一番の魅力。春や秋、冬でないと食べられないかき氷というのが存在するために、ファンはついつい足繁く埜庵に通ってしまうのでした。
さてそんな埜庵の2007年夏の新作は……?ということで、この夏のラインナップの中から一部をご紹介しましょう。

「天然すいか」800円。8月中旬までの限定氷です。一口目を食べた瞬間「おお!」としか感想が出てこなかった。それくらいおいしいです(笑)
すいかの果肉を使った、すいかの味そのままの蜜がたっぷりと氷にかけまわされている、ので、スプーンですくって口に入れると、西瓜そのものの味が広がります。
赤いかき氷が緑色の器に盛られている色合いも西瓜そのものなら、さらに楽しいのは、小皿に盛られた塩が添えられてでてくること。

そのまま食べても素敵においしいのですが、パラパラと塩をかけるとさらに甘みが引き立ちます。こんなところまで西瓜そのまんま。
西瓜なんだけど、でもかき氷だからひんやりしていて、しかも西瓜よりおいしい、という不思議さ。でも、西瓜を凍らせてもこうはならないし……。西瓜のおいしさだけを抽出して氷にかけたような、実に不思議かつパーフェクトなデザートでした。

「天然白桃」800円。こちらも季節のかき氷です。桃の実を凍らせてミキサーにかけたような、乳白色でトロミのあるソース(シロップ)をかき氷の上に贅沢にかけまわしてあります。
ソースのなかに、産毛の生えた桃の皮の小さなかけらがたま~~に混じっていたりして、「ああ、果物そのものだぁ」といううれしさがさらに強まります。それにしてもこのソース、ほんとに不思議。桃って皮をむくとすぐに黄ばんだり黒ずんだりするのに、いつまでもきれいな乳白色のままなのです。「色といい味といい、このフレッシュ感は何~~!?」と、ひたすらびっくりしながらいただきました。
添えられているのは追加用の白桃ソースかと思いきや、なんと練乳。「白桃と練乳って合うのかなあ。練乳のが味が強くて、桃が負けちゃいそう」と思いながらおそるおそる練乳をかけてみると、意外や意外、これが合うんですねえ……。市販の練乳とは違い、甘さ・トロミ共に適度な味に調整された練乳なので、桃の味を引き立てているのに驚きました。練乳なし・練乳ありどちらもとてもおいしいです。素晴らしい~。
まだまだ↓へ続きます……。

「白葡萄」800円は、7月31日にスタートして、シロップが終わったら終了、の期間限定氷です。8月7日からは「梅酒」、8月21日からは「山柚子」が始まります。
この白葡萄、白ワイン好き、特にデザートワイン好きならきっとハマる味。完熟ナイヤガラのワインがあるんですけど、あれと同じ味がするんです!アルコールは入ってない(はず)ので、下戸さんも安心。
そんなわけで、ワインの味を思い出しながらいただいていたのですが、気のせいか、もう一種類違うぶどうの味がするような……聞いてみたら「下はシャルドネ、上はナイヤガラのシロップなんですよ。シロップの色が違うでしょ?」との返答でした。ほんとにそうだったんだ! いわれたとおり、器を光に透かしてみると、下と上とでシロップの色がちょっと違います。おぉ~。
このかき氷にはシロップが添えられてきます。白葡萄はかなりさっぱりした甘さなので、甘みが足りない方はこれをかけてください、ということらしい。葡萄シロップが溶けた氷を飲むのがまたおいしい♪
「白葡萄」と聞いて、想像していたのは皮をむいて食べるぶどうの味だったんですが、むしろデザートワインの味だったのがちょっとびっくりなかき氷でした。シロップ2種類というのも凝ってるし。かなり甘さ控えめなので、左党さんもおいしくいただけるのではないでしょうか。
長くなってしまったので前編はこのへんで。後編では、宇治氷の紹介と、去年の天然氷の話を。
2006年12月23日
氷は12月24日で食べ納め――鵠沼海岸「埜庵」
夏期限定更新、が信条のトーキョーウジキントキですが、秋~冬ならではのかき氷をいただいてきたので、こっそり更新。
2006年最初のかき氷をいただいた鵠沼海岸の「埜庵」で、今シーズン最後のかき氷をいただいてきました。ちょっと前、9月の話です。あやふやな記憶をたどりつつ書きます(メモをなくしてしまった……)。
埜庵さんについてはこのblogでも何回も書いているので、さらっとおさらい。秩父・阿佐左冷蔵の天然氷を使ったかき氷をいただける、神奈川・鵠沼海岸にあるお店です。店主の石附さんは氷のスペシャリスト。阿左美冷蔵から氷をただ分けてもらっているだけでなく、冬はご自身が秩父に行き、阿左美冷蔵のスタッフといっしょに天然氷作りをしているのです。
そんな石附さんのお店だけに、埜庵では春夏秋冬いつでもかき氷がメニューの中心。むしろ、パーフェクトなコンディションのかき氷をいただくには、真夏の繁忙期を避けることをオススメするくらいです。
ただし、真冬は石附さんが氷を作りに秩父へ行ってしまうため、年内の営業は12月24日まで……つまりあと1日です。もっと早くここで告知すればよかったんですが、ギリギリの案内になってしまい、申しわけありません。2007年の再開スケジュールは、2月から……の予定だそうなのですが、今年はなにせ暖冬。氷作りが2月まで長引くようなら、お店の再開はそれから、とのことでした。
さて、そんな埜庵さんでいただいたかき氷はというと……
上が「みるく杏仁いちご」(値段を失念…)、下が「天然ぶどう」600円。9月に行ったのは、“みるく杏仁いちご”を食べたかったからだったりします。これ、9月の限定氷だったんですよね。
いちごの果肉を使った……というか、いちごそのもののフルーツソース(つぶつぶが写っているのが見えますか?)が上からかかっており、なかを食べ進むと柔らかな杏仁ババロアが現れます。なんとも優しい味でおいしいっ。
天然ぶどうも味見させてもらいました。さっぱりした甘さでおいしい♪
ウェルチの100%グレープジュースにちょっと似ています。
天然ぶどうの器、みるく杏仁いちごと違うのに気付かれました?この銀食器、50人に1人だけ出してもらえるモノなのです。かき氷というと今はガラスの器が普通ですが、枕草子によれば平安貴族は銀の食器に氷をかいたものをのせ、アマチャヅルやアマヅラの甘い樹液をかけて食べた……ということに由来する、石附さんのはからいだったり。銀の器に当たった方はラッキーな50人目ということで、いいことあるかも?
こちらも9月の限定かき氷「トロピカルマンゴー」800円。マンゴーの果肉を使ったぜいたくなかき氷です。これまでこちらのお店では、いろんな種類の果物のかき氷をいただいていますが、今まで一度もハズレなし。マンゴーももちろんおいしかったです。台湾のダイナミックなマンゴーかき氷もいいけど、上品かつ果物そのものを食べてるようなこれも好き。
氷の奥に練乳が写っていますが、現在(秋以降)埜庵では手作りの練乳が付いてきます。最初は市販の練乳をベースにして味を調えた練乳を使っていたそうなのですが、「市販の練乳では、かけたときにかいた氷が沈んでしまう」ということで、今は自家製の練乳を試行錯誤しながら作っているのだそう。私は未食なのですが、ココナッツ練乳も登場して、12月現在は2種類の練乳を楽しめるのだそうです。う、いいなぁ……。
さてさて、埜庵の天然氷シリーズ、ラストの写真は宇治金時です。
「宇治金時」700円。この氷のかきかたの美しいことといったら!この写真だと、ちょっとディテールが分かりにくくて申し訳ないです。まきさんのblog「うみいぬ・やまいぬ」に掲載されている写真はもっと分かりやすいので、ぜひこちらもご参照ください。
写真では見えませんが、氷の中にはたっぷりのあんこが隠れています。かなり粒のしっかりした粒あんです。
実は私、2004年(まだ鎌倉にお店があった)にも埜庵の宇治金時をいただいているので、2年ぶりです。2004年の宇治金時の写真はこちらをどうぞ。
2004年のときはなにしろ氷そのもののおいしさにビックリしてしまい、あまり宇治金時の印象が残っていなかったり。「和三盆とか、もっとシンプルな氷のほうが好みかも」と思ったのを覚えています。2006年秋にいただいた宇治金時は、抹茶は「あ、ちゃんと点てて作った抹茶シロップだ!」と伝わるおいしさだったんですが、あずきがちょっと私の好みとは違うんですよね……。
平塚の和菓子屋さん「安栄堂」のあんこを使っているそうなんですが、固さ、甘さがちょっと氷とバランス良くないような……。煮詰めるときのとろみ具合を変えるだけでも大きく印象が変わるんじゃないかな、と素人考えでは思ったりします。あずきって、和菓子の中に入っていて常温で食べるときに比べて、氷の中に埋まっているときは固くなってしまうので。
実は今回、氷だけでなくてお食事メニューもいただいてきちゃいました。ハヤシライス、ト音記号が可愛い♪
ハヤシはなんとも優しい味で、ほろほろに煮込まれた具もおいしくてぱくぱくいただいちゃいました。そう、氷以外のメニューが楽しめるのも、真夏を外した埜庵ならではの特権だったりするのです。12月はビーフシチューを出しているそうですよ。大根入りだそうで、おいしそうだなぁ……。
「体が冷えたでしょう?」と、氷の後に珈琲を出していただきました。おいしくいただきましたが、でも埜庵の氷は食後もほとんど体が冷えないんですよね。不思議……。
上にも書いたように、埜庵の年内の営業は12月24日まで。年末から1月にかけては秩父で天然氷作りです。しかし心配なのが、今年の暖冬の影響。今年もちゃんと天然氷ができるといいのですが……石附さん、がんばってくださいね。応援してます!!
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2006年09月13日
熱海なのに、金沢の味:和菓子村上「氷あんみつ」
「和菓子村上」
静岡県熱海市田原本町4-8 電話:0557-83-7111
営業時間:8:45~17:30(年中無休)
食べたのは…2006年9月
主な値段は…氷あんみつ 630円、氷宇治金時 630円
熱海駅からアーケードを歩いて2分くらい。「天の川饅頭」と大きく書かれた看板のかかった和菓子やさんがあります。以前こちらでいただいた抹茶ソフトクリームがおいしかったことを思い出し、立ち寄ってみました。
看板の印象が強くて「天の川饅頭」さんというお店なのかと思ってたんですが、金沢の和菓子やさん「和菓子村上」の熱海本店だったんですね。お店に入ると、お菓子を販売している奥に喫茶コーナーが。今回はかき氷を頼んでみました。

氷あんみつ、630円。こういう盛りつけかたって珍しいですよね。イチゴシロップに練乳がかかっています。こしあん、バニラアイス、あんずがきれいに盛りつけられていて、目にも美しい♪ このほかに、ていねいに炊いた大粒のあずきがパラパラと散らしてあります。
イチゴシロップに練乳という、とくに変わったところもない組み合わせなんですが、とってもおいしい。やわやわとした氷が気持ちよくて、ぱくぱく食べてしまいます。和菓子屋さんだからもちろんあんこはおいしいし、バニラアイスもおいしいし、瑞々しいあんずもとってもおいしい。暑い日だったこともあって、あっという間に食べ終わってしまいました。
ただ一つだけ不思議だったのは、あんみつなのに寒天がなかったこと…えんどうまめもなかったし、なぜあんみつなんでしょう?みぞれはかかってたかもしれないけれど、黒蜜もかかっていないし。まあ、おいしいからいいか…(笑)
さて、もう一つ注文した氷宇治金時も、かなりびっくりなビジュアルでした。続きをクリック♪

氷宇治金時、630円。なんと金箔が散らしてあります。うは~、ゴージャス!
金箔には驚きましたが、味は正統派。氷の上にみぞれがかかっており、抹茶が粉末のまま振りかけてあります(抹茶が粉末なのは正統派じゃないかもしれないけど)。抹茶の味はそれほど自己主張が強いわけではないです。
粒の形がきれいに残っている大納言も、ほっくりと炊けていておいしいです。うう~ん、おいしいなあ……。不思議なんですが、前に熊谷で食べたかき氷では、粒がしっかり残っているあずきは、柔らかい氷に合わないと思ったんですけど、ここでは全く思わなかったんですよね。
きっとここ、何を食べてもおいしいんだろうなあと思わせるお店でした。今度熱海に行ったときには、和菓子とお抹茶にしようかな。
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2006年09月05日
雪くまめぐり2006(5):“かき氷で町おこし”に思うこと
「日本一夏が暑い町」熊谷市が町おこしの材料に選んだのが“かき氷”。かき氷を“雪くま”と称してオリジナルのかき氷を各店に開発してもらい、市内外のお客さんに提供しようという試みだった訳ですが、今回数カ所で食べた結果、私が思った素直な感想は「このままじゃあ、この町おこしは失敗だろうな」でした。

↑
雪くまを出しているお店は、「雪」の字が目印。写真は「慈げん」の店先です
かき氷専門でwebサイトを立ち上げて、今年で4年目。ここ1~2年、かき氷を見る目が変わってきているのかなあと思います。最初のころはそれこそ「かき氷だけのWebサイトなんて、なんと物好きな」という感じの反応が多かったんですが、最近「紹介されてるところに行ってみたら、ホントにおいしくてファンになりました」とか、「すごくおいしかったので私もブログに書きました」というコメントをいただくことが増えたんですよね。実際、精力的にかき氷を食べ歩いているブログもいくつか見かけるようになってきて、「ああ、おいしいかき氷には人を惹きつける力があるんだなあ」と思うようになりました。
個人的な話で恐縮ですが、私がそもそもトーキョーウジキントキを立ち上げた大きなきっかけは、秩父で阿左美冷蔵のかき氷を食べて、「ああ、世の中にはこんなにおいしいかき氷があるんだ」と驚いたことにありました。かき氷といえばお祭りの縁日で売っているような「頭がキーン&舌に色が付くシロップ」といったイメージが一般的。だけど、“氷のプロや甘味処が真面目に作っているかき氷は、頭が痛くなることもないし、ほんとにおいしいんだ”ということを、一人でも多くの人に伝えたい。そう思いながら日々更新しています。
阿左美冷蔵さんとか、鵠沼海岸の埜庵さんとか、軽井沢のシブレットさんといった、おいしい天然氷を使っているお店には、遠くてもリピーターがついています。遠くても、一年に数回食べにいく人も珍しくないんですよね。かき氷を目的にそこへ行く、そう言わせるだけのかき氷が世の中にはいくつかあるわけです。
そして、ここで雪くまの話に戻ります。
最初に書いた通り、このままの雪くま企画では県外からのリピーターはまず付かないでしょう。いくつかの店舗で雪くまを食べてみて、そう思った理由が二つあります。
一つめは、市がしている“雪くま”の説明と、実態が一致していないことです。熊谷市では雪くまを
1.熊谷のおいしい水を使った氷を使っていること
2.氷の削り方に気を遣い、雪のようにふんわりした食感であること
3.オリジナルのシロップや食材を使っていること
と説明しています。今回雪くまを出している全てのお店で「普通のかき氷と雪くまはどう違うんですか?」と聞いたんですが、どのお店でも答えは「シロップがそれぞれのお店でオリジナルであること」でした。雪くま以外にもかき氷メニューがあるところでは「氷のかきかたが特別なんですか?」とも聞いてみたんですが、答えは「いえ、他のかき氷と一緒です」でした。
#さすがに熊谷の水を使った氷かどうかまでは聞かなかったので……。
つまり、「氷の削り方に気を遣い、雪のようにふんわりした食感」かどうかは、ひとえにそのお店の技術次第。普段からふんわりしたかき氷を出しているお店であればふんわりした雪くまを作ってくれますが、元々ガリガリかき氷のお店では、それは望めないわけです。お店によっては普段かき氷はやっていなくて、雪くま企画に参加しているお店の場合もあるわけで、そういうお店の場合はもちろん、ガリガリ氷が普通に出てくる確率が高くなります(全てのお店で食べたわけではないので断言できませんが)。実際に熊谷に行くまでは「雪くまというのは、ふんわりした氷でオリジナルシロップなんだ」と思っていたので、これに気付いたときは、ちょっと悲しかったです。
理由二つめは、一つめと少し重なる部分があるんですが、「店のレベルが違いすぎる」ということ。上記のようにオリジナルのシロップ、という線だけは守られているようですが、あとは完全にお店次第。おいしいお店に当たればいいですが、中には驚くほどまずいものもありました(ここでは紹介しませんが)。
おいしいお店に当たればいいけど、もし県外から交通費や時間をかけてやってきて、あまりに酷かったらガッカリだし、「二度と来ない!」と思うでしょう。町おこしを目指しているのであれば、やはり1~3の説明通りの商品で、ある一定レベル以上のかき氷を、どのお店でも出すべきだと思うのです。こういうのって低い方に引きずられがちなもの。ちゃんと真面目にやっているお店がこれでは可哀想です。
熊谷の雪くま企画は8月いっぱいと聞いているので、そろそろ終わっていると思いますが、もし来年やるのなら、市として、もうちょっとちゃんと取り組んで全体のレベルを上げて欲しい。熊谷市で雪くまの企画をした人は、「氷をかいて、変わったシロップをかければ町おこしができる」と安易に考えているのではないでしょうか。実際には、たとえ同じ貫目氷を使ったとしても、かき氷のできあがりは人によって違います。かき氷機の刃の角度、氷の温度、器への氷の盛り方……などなど、つくる人の技術やつくりかたで、できあがったかき氷の味や食感が変わる要素はたくさんありますから。
こんなちっぽけなサイトですが、かき氷を応援しているblogとしては、「かき氷で町おこしなんて、やっぱり無理だった」なんて結末にはなってほしくないんです。来年もこの企画を続けるつもりがあるのなら、その前に一度、企画担当者にホントにおいしいかき氷を食べてみてほしいと思っています。熊谷は東京から見れば遠い。でも、秩父よりは近いです。熊谷の雪くまがホントにおいしくて、他にはないものならば、遠くても足を運んでくれる人はきっと出てくるし、リピーターが必ず付くはずですから。
→雪くまレポ、まとめて読むにはこちらをどうぞ。
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2006年09月03日
雪くまめぐり2006(4):カフェでいただくチャイ味のかき氷「relish」
relish(レリッシュ)
埼玉県熊谷市宮町2-96 電話:048-525-3033
営業時間:11時30分~22時
食べたのは…2006年8月
主な値段は…ミルクtea 450円
relishは、ケーキ&紅茶がメインのカフェ。店内ではいろんな種類の茶葉も販売しているし、ケーキバイキングもやっています。
もともと紅茶のお店なので、こちらのお店の雪くまの特徴は紅茶シロップ。雪くまは「ミルクtea」「フルーツtea」「レモンtea」の3種類。今回はミルクteaとフルーツteaをいただきました。

写真手前がミルクtea、奥がフルーツtea……だったはず、たしか。ホントはシロップがかかっていない状態で出てきて、自分でかけるようになっているんです。上手にかけるの、結構難しい(^^;;
ミルクteaは、ちょうどチャイをかき氷にしたような味です。紅茶シロップと、生クリーム(一般のコーヒーミルクではなくて、ホイップできないタイプの生クリームだと思う)が付いてきます。紅茶シロップは、アールグレイをベースに、シナモンを風味付けに使っているのではないかと思います(お店の人には未確認ですが)。
フルーツteaのほうは、ピーチティがベースのシロップ。氷の山の下には缶詰のフルーツを細かく刻んだものが入っています。
ミルクteaもフルーツteaも、面白いですよね~。こういうかき氷、初めて食べました。
私はミルクteaを中心に食べたので、こちらの感想を。
この日たまたまだったのかもしれませんが、ちょっとシロップが甘くなくて、「うーん、甘くない……」と思いながら食べました。シロップだけなめるとちゃんと甘いんですが、冷たいと甘さを感じにくいせいでしょう。あと、コンデンスミルクじゃなくてクリームなので、ミルク部分も甘くないんですよね。しかもそんなに濃いシロップではないので、甘くしようと思ってたくさんシロップをかけると、どんどん氷が溶けてびしょびしょになってしまう(^^;
氷は細長くかいてあります。粗い訳ではないんですが、食べてる途中でだんだん頭がキーンとしてきた……。
このかき氷、工夫次第でもっとおいしくなるような気がします。せっかくかき氷にしているのに、「温かいチャイのがおいしいよなあ」って思ってしまうんですよね。チャイ味のかき氷、悪くないしもともとチャイ好きなので面白かったんですけど。来年はもっとおいしくバージョンアップしているといいなあ♪

店内に置かれている、かわいいかき氷機。店員さんがこれでシャーコシャーコと氷をかいてくれます。

おしゃれな店内。カフェで雪くま、新鮮です♪
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2006年09月01日
雪くまめぐり2006(2):はちみつと氷の相性は……「フレンズ」
デザートクラブ フレンズ
埼玉県熊谷市仲町74 八木橋百貨店7階 電話:048-523-1111
営業時間:10時~19時00分、百貨店の定休日に準ずる
食べたのは…2006年8月
主な値段は…ハチミツかき氷(雪くま) 458円
デパートの大食堂「マーガレット」でトマトのかき氷を食べたあとで向かったのが、同じフロアにある「デザートクラブ フレンズ」。デザートショップというには大分カジュアル(セルフだし……)ですが、さっき大食堂で予想を裏切られたこともあり、期待しながら注文。チラシには「ハチミツかき氷」とあるのですが、レジの表記はただ「雪くま」とあるだけでした。

ハチミツかき氷、458円。ハチミツをかけたかき氷にバニラソフトクリームが載っており、横にはパリパリした食感の薄いお菓子(欅一葉←チラシより引用)が添えられています。このお菓子、風月堂のゴーフルを木の葉型にしたような感じです。中にバニラクリームが挟んであるところも似てる感じ。
さて、このお味なのですが……。
今回付き合ってくれた友人はかなりの甘党なのですが、その友人をすら「甘い~!!!」と言わしめる甘さ。ソフトクリームよりも、ゴーフルのようなウェハース菓子よりも甘いです。脳天直撃系の甘さ。
このハチミツシロップの味、何かに似てない?と話し合い、出てきた回答が「はちみつのど飴の中身のハチミツ」。飴の中のトロッとしたハチミツ部分の味に似てるね、ということで合意しました。あれよりもっと甘いけど。
ソフトクリームで甘さを和らげながらかき氷部分を食べる(もちろんソフトクリームも甘くないわけじゃないですよ)という、かなり苦しい展開になってしまいました。しかも氷のかきかたもけっこう粗くて、こめかみにキーンときます。サイズは中の中くらいだったんですが、二人がかりでも完食できず、ギブアップ。うう、ごめんなさい……。
“ハチミツのかき氷”は、去年博多のうどんやさんで食べた「みつかけ氷」以来二回目。このときはそんなにベタベタに甘いとは感じず、それよりも味が単調で食べ飽きることと、氷がどうしてもポッテリと重くなってしまうことが気になった程度でした。
ハチミツと一言でいっても、いろんなハチミツがあります。ハチミツ自体は好きなのに、ハチミツかき氷はなかなかおいしいと思えないところが不思議。おいしいハチミツだったら、きっとおいしいハチミツかき氷も作れるんじゃないかと思うんですが……。
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雪くまめぐり2006(1):トマトのかき氷ってどんな味?「マーガレット」
マーガレット
埼玉県熊谷市仲町74 八木橋百貨店7階 電話:048-523-1111
営業時間:10時~19時00分、百貨店の定休日に準ずる
食べたのは…2006年8月
主な値段は…フレッシュトマトのかき氷 480円
ちょっと前にご紹介したように、埼玉県熊谷市が町おこしとして取り組んでいるのが、かき氷の“雪くま”。詳しくはリンク先を読んでいただきたいのですが、市内の飲食店12店舗で、食感がふんわり&オリジナルシロップのかき氷を出しましょう、というプロジェクトです。
先日、JR高崎線に乗って熊谷へ行き、5店舗で雪くまをいただいて来ました。今回から数回、雪くまのレポをお送りしたいと思います。その日はどんより曇り空。日本一暑い町・熊谷とはいえ涼しい日で、あまりかき氷日和ではなかったので、ちょっと評価は辛めになっているかもしれませんが……。
まずは一軒目。八木橋百貨店7階にある「スカイレストラン マーガレット」で、注文したのがコレです。

フレッシュトマトのかき氷、480円。市内妻沼で生産しているトマトを使っているのだそうです。トマトのかき氷なんて初めてです。いったいどんな味がするのだろう……と、どきどきしながら口にはこびました。
意外や意外、これ、いけます♪ トマトの味でもトマトジュースの味でもなく、トマトピューレの味。トマトピューレを甘くしたらこういう味になるんだろうなあと……。氷の上にはフルーツトマトのスライスが数切れ載ってます。甘さもさっぱりしていて、最後まで食べ飽きることなく、おいしくいただけました。
スカイレストラン、という店名から分かるように、ここ、いかにも「デパートの大食堂」なんですよ。和洋中いろいろなお食事メニュー、甘味などに混じって、このトマトのかき氷が異彩を放っていました。正直、お店のムード的に「期待できそうにないな……」と思っていたのですが(ゴメンナサイ……)、いい方へ期待を裏切られてビックリしました。
氷のかきかたもきれいだし、なかなかおいしいし、穴場なお店&変わり種かき氷でした。面白かった~♪
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2006年08月25日
中華街の外れでおいしいかき氷を:横濱菓楼ハーバーズムーン
横濱菓楼ハーバーズムーン
横浜市中区日本大通36 電話:0120-005-436
営業時間:10:00~20:00、年中無休
横浜中華街のはずれにあるおしゃれなお菓子屋さん「横濱菓楼ハーバーズムーン」。お菓子を売っているショップの横にあるカフェは、アフタヌーンティーなどが楽しめるゆったりとした喫茶なのですが、そこで中華風デザートも出しているらしい、ということで行ってきました。
かき氷は「雑果珍珠泡冰(台湾式ミックスフルーツかき氷)」と「台湾式マンゴーかき氷」の2種類。まずは写真から行ってみましょう。

雑果珍珠泡冰(台湾式ミックスフルーツかき氷)、945円。
ダイスにカットしたマンゴー、仙草ゼリー、大粒のタピオカ、メロン、ライチ、イチゴがこんもりと盛られて、上にはバニラビーンズたっぷりのおいしいバニラアイスが。おお~、これはゴージャス♪

こちらは台湾式マンゴーかき氷。上のフルーツかき氷も、全景はこんな感じです。マンゴたっぷりで贅沢だな~。
このかき氷2種、同じ味かと思ったらちょっと違いました。フルーツかき氷のほうはマンゴソースだけ、マンゴーかき氷のほうはマンゴソース+コンデンスミルクなのです。甘めなのが好きな方はマンゴーかき氷を、さっぱり味がお好きな方はフルーツかき氷をお勧め。どっちもおいしいです。
サイズは中の大ってとこでしょうか。大きなグラスにぎっちり氷が入って、上の具もダイナミックにかけられていて、見た目のサイズ以上に食べ応えがあるかき氷です。氷のかきかたは細長く、結構ソースの水分を吸い込んでいるわりにはショリショリした食感。
横のショップはケーキ屋さんだし、上にも書いたとおりアフタヌーンティなども出しているこのお店。ケーキと紅茶、というのが多分普通のオーダーなんだと思うのですが、かき氷の他にも中華風デザートを出していてどれもおいしそう。お友達が食べてた仙草ゼリーパフェの写真も貼っておきますね。

こちらが仙草ゼリーパフェ。これにもマンゴ&バニラアイスが♪
あと気になったのが、「楊枝甘露」(かき氷じゃなくてごめんなさい)。楊枝甘露については以前ここで書いたことがあるんですが、マンゴーミルクの中に、カットしたマンゴー、パパイヤ、身をほぐした柑橘の実、タピオカをどっさりと入ったデザートスープなんです。数年前から香港でとても流行っていて、私も今年香港に行ったときに、あちこちで遭遇しました。どうも数年前のマンゴープリンブームが、今は楊枝甘露に移ってきてるらしいんですよね。日本でこのメニューを出しているところがあるとは……と、びっくりしました。
お店の場所は、関内の横浜スタジアムからほどちかく、中華街の外れって感じでしょうか。中華街のお店でマンゴーかき氷を出しているところはまだ私は見たことないので、マンゴーかき氷を食べようと思うと、多分テイクアウトのものを買うことになるんですよね。店員さんもとても感じのいい方だったし、落ち着けるムードのお店なので、せっかくのかき氷、座って食べたいな……というときにオススメです。
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2006年08月20日
かき氷で町おこし:熊谷「雪くま」ってご存じ?
今回はかき氷実食レポではなくて、お知らせ&予告です。
気になっていたのですが、私自身が行けていないのでご紹介できなかったのが、「雪くま」というかき氷。
“日本一夏が暑い町”、埼玉県熊谷市が町おこしの目玉として始めたものです。「熊谷は夏暑いし、水もおいしいんだし、かき氷で町おこししたら面白くない?」ということらしい。
で、まずそもそも雪くまとはなんぞや、という話なのですが、熊谷市のページによると、雪くまの条件は↓の3つ。
1.熊谷のおいしい水を使った氷を使っていること
2.氷の削り方に気を遣い、雪のようにふんわりした食感であること
3.オリジナルのシロップや食材を使っていること
で、市内の12のお店が、この条件を満たす「雪くま」をそれぞれ出しているのだそうです。地図は↓の通り。割と駅に近いところが多いので、電車+徒歩(+一部バス)で回れそうです。

(12のお店って書いてあるんだけど、数えるとお店の数は13こあるんですよね…どうしてなんだろう?)
8月10日から31日まではスタンプラリーも実施中ということで、とりあえず今月中はまちがいなく、熊谷に行けば雪くまに出会うことができそうです。詳しくは熊谷市のWebページをご覧下さい。
私も近日中に熊谷へ行って体験してくる予定。おいしい、ふんわりした氷でオリジナルのシロップ、とっても楽しみです♪
それにしても、雪くまおいしそう。
雪くまの一番の特徴は、食感がふわりとしていることだそうです。「口に入れると淡雪のようにふんわりとけてなくなります」なんて言われたら、ものすごく気になるじゃないですか~(^^;;;;
かき氷で町おこしなんて面白いですよね。うまくいくといいんだけれど…。トーキョーウジキントキとしても、こっそり応援しております~。
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2006年07月14日
6月1日は氷の日、「埜庵」で何かが起こる…!?
※本エントリは、2006年5月31日に投稿されたものです※
6月1日は氷の日……というわけで、その前日にこっそり更新です。
多分、気付いている人はほとんどいないだろうと思いつつ……
先日、今年初のかき氷を食べに「埜庵」に行ってきました。かつては鎌倉小町通りにあった、秩父の天然氷を使ったかき氷屋さんです。去年から鵠沼海岸にお店を移して再始動。詳しい話は去年ほまめさんが書いているこちらの記事をご覧ください。
さて、今年初めて私が食べたかき氷は、これっ。
「天然いちごW」800円です。去年食べたのは「氷いちご」600円。何が違うかというと……クリックして↓をご覧下さいませ。
食べ進むと、フレッシュないちごとゼリーが埋まっているんですね~。まわりの氷にかかっているいちごシロップも、フレッシュなイチゴジュースっていう感じですごーくおいしいんですが、中のゼリー&いちごもWでおいしい。真夏以外は、あまりに氷が多いと体が冷えてしまうだろうという店主の心遣いでもあるのです。去年の氷いちごより、さらにパワーアップしておいしいなあ♪
さてさて、埜庵で耳よりな情報を聞いてきたのでここでお知らせ。
実は6月1日は「氷の日」。江戸時代「氷室の日」として祝ったのが陰暦の 6月 1日だったことから、日本冷凍事業協会がこの日に制定したのだとか。
で、埜庵では氷の日ということで特別に、6月1日一日限りの特別なかき氷を出すそうです。ある珍しい果物を使った、その日限りの特別なかき氷。どんなものかは……明日、目と舌で確かめてきてくださいませ。スペシャルかき氷、食べた方はぜひコメントやトラックバックで教えてくださいね。
投稿者 ayano : 00:37 | コメント (12) | トラックバック
2005年08月01日
中華街で食べられる台湾式かき氷:横浜「三希堂」
「三希堂」
神奈川県横浜市中区山下町81-1 電話:045-662-1001
不定休 営業時間13:00~20:00(土・日曜、祝日は~22:00)
食べたのは…2004年9月、2005年7月
主な値段は…台湾式かき氷850円
横浜中華街の有名な茶藝館「三希堂」で、夏場かき氷を出していることをご存じな方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。三希堂は、おいしい中国茶をいただける茶藝館。お茶は、台湾のものを中心にそろえています。
さて、夏の間だけの営業のかき氷をご紹介します。三希堂の場合、かき氷メニュー
は2種類あって、載っている具(トッピング?)が違います。トッピングは1つ交換可能。
2004年夏のメニューは、
・薬膳タイプ…緑豆、仙草、亀ゼリー、八寶粥
・ツルツルタイプ…愛玉子(草の種から作るゼリー)、アロエ、紅豆、バジルシード
の2種類。

この写真は、今年(2005年)食べにいったときのものなので、上に書いたメニューを混ぜたような感じになってます。まだかき氷メニューを本格的に始める前で「今年もちゃんと2種類選べるようにしようと思ってるんだけど、とりあえずそろえられるもので始めちゃったんです。ごめんなさいねー」とお店の方がおっしゃってました。
基本的に味付けは黒蜜。私は黒蜜大好きなので、非常においしくいただきました。
台湾式かき氷は、具だくさんでいいんですよね。愛玉子とか亀ゼリーみたいなつるつるした具、バジルシードのプチプチ、各種甘い豆など、食感が違うものが混じっているのがまた、食べていて楽しい。
ただ、結構サイズが大きいこと、また、氷のかき方が粗くないとはいえちょっとつぶつぶしていること、店内がキンキンに冷房がきいていること(もとは温かいお茶を飲む店ですからね)…といった理由のため、食べ終わる頃には結構寒くなります(^^ゞ

おまけ写真。もし二人以上だったら、一人は中国茶を注文して、氷は半分こしてもいいかも。
ちょっと余談になりますが…。
2002年の夏に台湾に行ったとき、マンゴーやらイチゴやら芋やら豆やらいろんなかき氷を食べてきたんですが(イチゴ氷の話だけはここに紹介があります)、台湾はかき氷天国なんですよね。種類も多いし、お店はあちこちにあるし、暑い中外で食べることも多くて、ホント、むちゃくちゃおいしいのです。そのうち、台湾のかき氷の話も書きたいなあ。最近は台湾式かき氷を食べられるお店が東京にも増えてきているので、今後ご紹介できると思います。

なお、三希堂の店内はこんな感じ。広いお店ではないし、お客さんが席にいる時間も長い(何煎もお茶を飲むんだから、当然なんですが)ので、土日は並んでいることも多いですけれど、中華街に行く機会があれば是非どうぞ。
投稿者 ayano : 13:08 | コメント (2) | トラックバック
2005年07月07日
鵠沼海岸で新たにスタート!:鵠沼「埜庵」
こっそり更新シリーズ、Part3。(笑)
あやのさんが昨年大感動していた天然氷のかき氷が食べられる「埜庵」が、場所を鎌倉から鵠沼海岸に移して新たにスタートしました。
251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-5-11
tel/FAX 0466-33-2500
営業時間 11時~18時、月曜定休
食べたのは・・・2005年5月末
主な値段・・・・かまくら700円、ゴールデンオレンジ、いちご各600円
5月にオープンということであやの&ほまめコンビでお邪魔しました。
到着した新しいお店は一軒家。
外にはテーブルがいくつか置かれていて、中のカウンターで注文する。
早速「かまくら」と「ゴールデンオレンジ」を注文。
するとなぜか「お二階へどうぞ」と言われる。
言われるままに横にある玄関から二階へ上がると、二部屋にテーブルがいくつか置かれていてくつろげる空間になっていた。
ほどなくして「かまくら」が、続いて「ゴールデンオレンジ」が目の前に・・・。
う・・・美しい。
「かまくら」はふんわりかいた氷に和三盆をかけただけのシンプルなもの。
シンプルなだけに氷自体の質が一番よくわかる。
練乳が添えられていて、これがまたウマイ。
ゴールデンオレンジは色合いがとても華やかで明るいイメージのかき氷。
すっきりした甘みはオレンジそのものだが、シロップが添えられていて自由に調節できる。
二人でさんざん写真を撮りまくった後は、黙々とかき氷を食べ続ける。
発する言葉は「ウマイ!!!」ばかり。
ひとり一杯ずつで帰るのがどうしても惜しい・・・。
ということで、いちごを追加注文。
こちらもまたいちごの甘みがはっきりわかる。
スプーンがふたつあることでもわかるように、これは半分こ。
ふたりでガツガツガツ・・・・。
途中こんなことをして遊んだりもしましたが。
すみません。>店主さん
あやのさんから何度も聞かされていたとおりのおいしい氷、おいしいシロップ、果物、どれをとっても大満足だった。
もちろんこれだけ食べても頭がキーンとくることなどない。
氷の質の大切さがあらためてわかるお店だった。
追記:あやの版の日記はこちら。追加写真などあります。
投稿者 ほまめ : 21:41 | コメント (32) | トラックバック
2005年07月06日
「埜庵」は鵠沼海岸で営業再開しています
こっそり更新シリーズ、Part2。
予告通り夏までは更新しないつもりだったのですが、気にされてる方がたくさんいらっしゃるので、取り急ぎこのお知らせだけ更新しておきます。
去年私が絶賛していたかき氷屋さん「埜庵」から、4月末に一通の葉書が届きました。
店舗移転のお知らせです。

これは、去年食べたかき氷「かまくら」。
詳しくは今年一番感動したかき氷:鎌倉「埜庵」をごらんください。
鎌倉にお店を出すのは去年限り、と話は聞いていたのですけれど、
どこに移るかは未定、と聞いていたので、
営業する場所が決まったという知らせはうれしい限りです。
新住所は、
251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-5-11
tel/FAX 0466-33-2500
営業時間 11時~18時、月曜定休
ということです。5月1日よりオープンということなので、
あやの&ほまめコンビも5月末に訪問予定です。楽しみ~♪
行ってきたら追加で写真を載せますね。
投稿者 ayano : 19:35 | コメント (12) | トラックバック
2004年08月21日
今年一番感動したかき氷:鎌倉「埜庵」
鎌倉「雪の下 埜庵」
鎌倉市雪ノ下1-5-35 雪ノ下ガーデン内
tel.090-7846-6486
食べたのは・・・2004年6月
主な値段・・・・・氷宇治金時 600円 生グレープフルーツ 600円
「かき氷」というと「頭がキーン」というイメージや「子供の頃は食べたけど、もう何年も食べてないや」という反応をされる方が多いのです。そう聞くたびに「ホントにおいしいかき氷を一回食べてみて欲しいなあ」と思ってしまいます。
では、ホントにおいしいかき氷とはなにか?
答えは単純です。
1.おいしい氷をおいしくかいてあって、
2.その上においしいシロップなり具なりがかかって(載って)いる。
これだけです。追加するなら、クーラーが効きすぎていないシチュエーションで食べられること、くらいでしょうか。
しかしこの単純なことが、実はとっても難しい。
このサイトでもたくさんのかき氷を紹介していますが、ほとんどのかき氷は1.か2.のどちらかしか満たしていません。
じゃあ、両方を満たすかき氷はどこにあるのか…?と思うあなたへ。
数は少ないですが、あります。そのうちの一軒が、ここです。
鎌倉 小町通り沿いにある「埜庵」。
写真は氷宇治金時です。
氷の外側に宇治(抹茶を溶かしたシロップ)をかけてあり、中にとろみのある粒あんが隠れています。横に添えられた瓶はミルク。好みに合わせて自分でかけます。

氷グレープフルーツ。
グレープフルーツそのものを食べているようなおいしさ!グレープフルーツの実をほぐしてミキサーにかけ、ゼラチンでトロミをつけたソースなのだそうです。

お店は、鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ続くメインストリート、小町通り沿い。
モカソフトで有名なミカドなどといっしょに、オープンエアのフードコートのようになっている一角にあります。
このお店を切り盛りしている若い店主は、秩父「阿左美冷蔵」で、冬場一緒に天然氷を作っている方。
夏の間だけ、秩父から運んできた天然氷を使って、かき氷のお店を開いています。氷の分量が限られているので、提供できるのは一日300食まで。
氷は阿左美冷蔵と同じだけれど、かかっているシロップはオリジナルだそう。
私がこのお店を訪れたのは六月だったし、時間も遅かったので、店主にゆっくりとお話を聞くことができました。店主は本当に熱心な方で、いろいろお話している間に、氷に対する熱意をひしひしと感じました。こういう人が作るかき氷なんだもの、おいしくないはずがない…。氷についていろいろ教えていただいたので、またその話は別エントリで書こうと思います。
またその後、メニューも少し増えたそうです。ここの氷にはまって、一日二回もここでかき氷を食べたという友人のイチオシは「かまくら」。氷に和三盆糖をかけた、実にシンプルなかき氷。
残念ながら私はまだ食べていませんが、ここの氷ならおいしいことでしょう。氷そのもののおいしさが味わえそうだし。

入り口はこんな風になっています。
去年(2003年)オープンしたばかりの新しいお店ですが、ここで営業するのは九月まで。今年はそれでお店を閉め、来年はまた別のところでやろうと思っているそうです。有力候補地は丹沢(神奈川県)だそう。
「場所を変えたら教えてくださいね、絶対また行きます」と言ったら「移転先は、ネットで調べてくれたら分かるようにしておきますよ」とのことでした。
雑誌取材は受けているけれど、テレビの取材は受けていないとのこと。
今年九月までしか食べられない(かもしれない)鎌倉の絶品かき氷。
寒くなる前に、一度行ってみてください。本当においしいです。
投稿者 ayano : 18:51 | コメント (21) | トラックバック
2004年08月12日
忍野八海の天然氷:山梨県「富士飲料」
「富士飲料」
山梨県南都留郡忍野村忍草380 TEL:0555-84-3545
食べたのは・・・2004年8月
主な値段・・・・・氷いちご 300円
忍野八海(おしのはっかい)といえば、池ごしに見える富士山の美しさと、そこにわき出る水の清らかさで有名な観光地。そういえば名前は有名だけど行ったことないなあ…というわけで、車を飛ばして行って参りました。なんでも、富士山の雪解け水でできた天然氷が名物で、その天然氷を使ったかき氷が食べられるとか。

かき氷やさんというより、駐車場の一角でやってる売店で、かき氷も出してるよ、というだけなのです。

オープンエアといえば聞こえがいい屋外のテーブル&ベンチで氷を食べていると、目の前を車がぶんぶん走っていきます。うーん、微妙なシチュエーションだわ…(^^;;;;
選択肢は「いちご」「メロン」「ブルーハワイ」の三種類。ええ~っ?(苦笑)
かかってるのも、普通のシロップです。
かきかたも普通…いや、普通より悪いな。粗めにかいてあるなあ…。
とはいえ氷はやっぱりおいしいようで、縁日かき氷よりは1ランク上、でもわざわざ食べに行くほどおいしいかき氷とは言い難い、というなんとも微妙なかき氷でした。
せっかくおいしい氷を使ってるのに、どうしてこんなフツーのものにしてしまうんだ…もったいないなぁ…。うーん、うーん。
ほかにもう一軒「榛(はん)の木林」というお店もあって(TEL:0555-84-2587)、そこでも天然氷のかき氷を出しているんですが、フツーのおみやげ屋さん&食堂という感じで、思わずスルーしてしまいました。でも今おもえばあっちの方がよかったかなあ?
2004年07月20日
お庭でいただく、天然氷の絶品かき氷:秩父「阿左美冷蔵」
「阿左美冷蔵」
埼玉県秩父郡皆野町金崎27-1 電話:0494-62-1119
営業時間:10:00~17:00、年中無休
食べたのは…2003年8月
主な値段は…野いちご/あずき/うめ酒/青りんご 各500円(2003年8月)
さくら/宇治金時 各500円(2004年5月)
もしも「一軒だけかき氷屋さんを紹介してください」と言われたら…私はここの氷屋サンを紹介することでしょう。
その名は「阿左美冷蔵」。日本でも数件しかないという、天然氷を作っている氷屋さんで、製造卸のほか、かき氷の小売りもしています。
五月に行ったときにいただいた、「さくら」と「宇治金時」
(続きは写真たっぷり、文章たっぷりでお届けします)
阿左美冷蔵がある場所は、埼玉県の秩父。埼玉とはいっても結構奥のほうなので、東京在住の私にとっては一日コースです。朝東京を出発、渋滞に巻き込まれながら昼過ぎに秩父の長瀞に到着。
長瀞というのは、「岩畳」で有名なところ。荒川の源流の周りに、隆起した結晶片岩が文字とおり岩畳となって広がる、関東でも有名な景勝地です。
駅から河原沿いのところまでは土産物屋さんや食べ物やさんがちょっとした街並みを作っているのですが、夏場ということでどこでも「氷」のノボリがひるがえっていました。ノボリにはどれも「阿左美冷蔵」と書いてあります。今日の目的地である阿佐美冷蔵さんは、このあたりのお店に氷を卸しているのです。
夕方近く、長瀞から川沿いに上長瀞へ移動。住所を頼りに「この辺かな~?」なんて言っていたら、上長瀞の駅のそばで突然ものすごい車の行列に出くわしました。見れば古い建物沿いに車の行列は並んでおり、その建物には長瀞でたくさん見た「氷 阿佐美冷蔵」の文字が。おお、ここが目指す阿佐美冷蔵さんのようです!!

ずらっと並ぶ車の列。これがなんと全部かき氷を食べるための行列なのだ!
車を降り、「行列してまでかき氷食べなくても~」と言う同行者に言い訳しながら列に並びます。しばらく並ぶと、ようやく順番がやってきました。最近はテレビや雑誌で取り上げられることも多いらしく、この辺ではかなり目立つ人気スポットになっているようです。
15分くらい並んで、農家の庭先風なところに通されました(写真)。簡単な日よけと、縁台を並べただけなのですが、こういうシチュエーションでかき氷を食べるということは滅多にないですもんね。
周りには緑がいっぱい。井戸水の音、蚊取り線香が焚かれる縁側……「日本の夏」を具現化したような周りの景色に、知らず知らずちょっと興奮気味の私。と思ったら、私だけではなかったようです。みんな童心に返ったような感じで、目を輝かせながらかき氷を食べているのでした。

庭先から見上げると氷の暖簾が。この暖簾が目印!

こういうシチュエーションでかき氷を食べることって滅多にないですよねえ。

お水は井戸水をセルフサービスで。看板一つ取っても風流
テーブルの上に置かれたメニューを見ると9種類。メニューの下に「蔵元かき氷はすべて氷糖みつを使用しております」と小さく書いてあり、シロップは自家製とのこと。宇治金時は秋のメニューと書いてあったので、私は「のいちご」を注文しました。同行者はあずき、うめ酒を注文していたので、ちょっと味見させてもらうことにしました。あ、値段はどれでも500円です。
ほどなく、かき氷がやってきました。梅酒は器の下に梅酒を入れて、その上に氷をかいたもの。のいちごは器の下にシロップ、その上に氷、さらに上にシロップをかけ、さらに氷を足しているようです。あずきも氷の途中にも載せているため、さらに上にもかけていたようでした(自分で食べたのではないため、自信なし…)。

手前から、のいちご、あずき、梅酒。ビンの練乳はかけ放題
サイズは中の大というところでしょうか。梅酒はちょっと小さめでしたが、私の頼んだのいちごは結構ボリュームありました。練乳がビンで付いてきて、好きなだけかけるようになっています。
なんだか変な表現ですが、氷を口に含んだ瞬間、パリパリプチプチとしたあとスッとたちどころに溶けていくような食感です。パリパリ、ふわふわなかき氷はありますが、こういう氷は初めて…。かきかたが特殊なのでしょうか。それとも氷が硬いのでしょうか。
で、氷がおいしいのです。ホントに。町中で食べるかき氷だって、氷屋さんの氷を使っているはずで、その辺の水道の水で作った氷より断然おいしいのですが、ここの氷はさらにおいしい。氷自体がおいしく、しかもシロップの味を引き立てるのです。のいちごも梅酒もかなりさっぱりした味のシロップだったのですが、透明感のある氷の味との相性がよく、お互いの味をひきたてあうので物足りないことがありません。うーん、天然氷というのはこういう味だったのか…。
「かき氷なんてあまり好きじゃないのよ、頭痛くなるし、何年も食べてないし」と最初はかなり腰が引けていた同行者も「あら、おいしいじゃない」とビックリした顔で氷あずきをぺろりと平らげていました。

こちらは青りんご。こちらもあっさり味です
そういえば練乳もあっさり味でおいしかった。どちらかというと練乳の強い甘さが苦手な私ですが、思わずたっぷりかけて食べちゃいました。ああ、思い出してもおいしかったな…。
食べ終わってホッとしたところで周りを見回すと、「黒みつきな粉」の文字を発見。うぁぁ~、黒みつ食べたかった…後悔。というか、また食べに来ればいいのか…?ほかにも、「昔のきゃらめる」とか食べてみたいし(ニヤ)。

ここでかいてます。天然氷お持ち帰り500円もあり

愛犬フクちゃん。お客さんの間を大人しく歩いていました。かわいい…
夏だけ営業なのかと思っていたら、ほかの季節もやっているようです。ご主人は氷作家としても活躍しているそうで、絵はがきなども置いてありました。
天然氷を作っているところは日本でも数軒しかないらしく、そういう意味でも非常に貴重なお店です。
というわけで、秩父へ行くことがあったら、是非立ち寄ってほしい阿左美冷蔵さん。とってもオススメのかき氷やさんなのでした。
投稿者 ayano : 22:33 | コメント (246) | トラックバック









