2008年06月07日

3日間限定!:しもきた茶苑大山「ホワイトデーかき氷」

※このエントリは2008年3月14日に投稿されたものです

しもきた茶苑大山(WEB)
東京都世田谷区北沢2-30-2 電話:03-3466-5588 
営業時間:14:00~18:00、月曜定休

食べたのは…2008年3月
主な値段は…かき氷抹茶 500円、ミルク 50円

毎年恒例?トーキョーウジキントキ・春のこっそり更新です。

3月の3日間しか食べられないかき氷があるということで、かき氷好きの友人を誘って下北沢まで行ってきました。2006年の夏から、下北沢「鈴の茶屋」のレシピを受け継いで、夏場のかき氷営業を始め(詳細はこのへんを)。2007年の夏からは新メニュー「かき氷 ほうじ茶」も加わった、「しもきた茶苑大山」さんです。もともとお茶屋さんが本業のお店なだけあって、こちらは抹茶もほうじ茶もとてもおいしいかき氷。去年(2007年)の夏はすっかり“行列ができる店”になっていました。

かき氷は夏場だけのメニューなのですが、実はそれ以外のシーズンも、たまーに期間限定でかき氷をいただくことができます。1つは、12月クリスマス近辺1週間だけの「クリスマスかき氷」、そしてもう1つが、今回ご紹介する「ホワイトデーかき氷」。

Shaved ice with tea syrup 02, Shimokitazawa, Tokyo

クリスマス氷では上に栗の甘露煮が載っていましたが、今度は桜の花の塩漬けです。おお、春らしくて可愛い~♪

今回は試しに、ホントは別添えのミルクを一緒にかけてもらい、抹茶ミルク氷にしましたが、やっぱりミルクは別添えをオススメするかなあ。抹茶蜜が抜群においしいから、やっぱりミルク無しの単体でも抹茶氷を食べたくなるんですもの(^^;

メニューには去年の夏の新作、ほうじ茶氷もあります。友人はこちらを頼んでました。

Shaved ice with tea syrup 01, Shimokitazawa, Tokyo

別添えのあずき(100円)がまたおいしいんですよね~。来るたびにおいしくなってる気がします。

このかき氷はホワイトデー限定ですから、今回も3月14~16日の3日間限定です。つまり今日までってコト。食べたくなった人は今日お店に行ってくださいね。

そうそう、ワガママ言って、こんなこともしてもらっちゃいました(続きをクリック!)。

Shaved ice with tea syrup 03, Shimokitazawa, Tokyo

氷だけ盛ってもらい、シロップをかけずに別添えで。う、美しい~。雪のような氷に、桜の花がよく似合います♪

#追加のシロップ(抹茶、ほうじ茶、白蜜、ミルク)は今年から50円になりました。

というわけで、夏が来る前においしいかき氷を堪能した一日でした。まだ春が始まったばかりだけど、今から夏が楽しみです(笑)

投稿者 ayano : 11:02 | トラックバック

2007年09月10日

かき氷だけどミルクティ:三軒茶屋「氷工房 石ばし」

氷工房 石ばし
世田谷区三軒茶屋1-29-8 TEL:03-3411-2130
営業時間 :9:00~18:00、日祝休

食べたのは…2007年9月
主な値段は…紅茶ミルク 600円

こちらで拝見して以来、どーーーーーーーーーしても食べたかったのが、三軒茶屋の氷屋さん「氷工房 石ばし」の「紅茶ミルク」氷。石ばしさんのことは去年もご紹介してるんですが、紅茶ミルクの魅力にあらがえず行ってきました。

09_ishibashi01.jpg

紅茶ミルク、600円。250円~という石ばしさんのメニューの中ではちょっと高めのかき氷です。昔ながらの機械でシュルシュルとかいた氷、軽くつぶしてシロップをかけ、さらに氷をかいてチューブの練乳をかけてできあがり。紅茶シロップがしっかり甘&渋おいしくて、練乳と合わせるとちゃんとミルクティ味なのが楽しい。

紅茶のかき氷って珍しいなあと、思いましたが、初めてじゃないんですよね。熊谷「relish」のミルクtea雪くまは「紅茶シロップ+ミルク」で同じパターン。このときはたしかシロップが甘くない上に薄めで、甘くしようとたくさんかけると氷がどんどん溶けるので困った……という記憶があります。自分でシロップをかけるのもちょっと難しくて、「お店の人がかけてくれたらいいのに~」と思ったのも憶えてる。

今回の石ばしさんで食べた紅茶ミルクは、私がrelishで思ったワガママをすべて満たしているかき氷でありました。まんべんなく氷にかかったシロップは練乳に負けない甘さ&味の強さ。シロップも練乳も結構しっかり甘いのですが、食べ終わったあと喉が渇くこともなく……期待通りのおいしさにすっかり満足しちゃいました。

友達が食べてた「あずきミルク」も分けてもらいました。こちらも600円。

09_ishibashi02.jpg

自家製のあずきを、がばっとカレースプーンですくって氷の上にドンとのっけるダイナミックさが素敵♪ 甘味処のゆであずきとは違う、「家で煮たもったりアンコなのがいい!」と友人力説。たしかに。

かき氷を食べながら話し好きな女主人とさんざんおしゃべり(我々はもっぱら聞き手ですが……)して聞いた話によると、去年もご紹介した「三色氷」は、今年からお子様限定メニューになったそうです。東急が制作・配布しているフリーペーパーに載っちゃったがために、今年は大忙しだったとのこと。三色氷は手間がかかるので、通常メニューからは外したらしい。私が食べた赤系三色氷は、あれがラストチャンスだったってことね(笑)

そうそう、混んでた話でいうと、もともととても狭いお店なのに、混んでるときにカップルで来て二人で席に座ってかき氷一つ分け合って食べてたカップルがいたのよ!なんて話も出てました。ははは……ということで、ここを呼んでらっしゃる方にお願いを。石ばしさんのかき氷は大きなものじゃないんで、一人一つ食べてあげてくださいね、特に混んでるときは。

shavedice machine

それにしても、石ばしさんのかき氷機はいつ見ても素敵。クリックすると拡大しますので、よかったら大きな画像でご覧ください(拡大するとブレてるのが丸わかりで恥ずかしいのだけれど……)。

投稿者 ayano : 23:59 | トラックバック

2007年09月07日

“香り”が口に広がる:しもきた茶苑大山「かき氷 ほうじ茶」

しもきた茶苑大山(WEB)
東京都世田谷区北沢2-30-2 電話:03-3466-5588 
営業時間:14:00~18:00、月曜定休

食べたのは…2007年8月
主な値段は…かき氷ほうじ茶 500円、ゆであずき 100円

9月に入り、2007年のかき氷シーズンも後半戦に突入しました(大抵毎年、7月後半~9月いっぱいくらいが私にとってはかき氷の季節なんです)。東京担当ayanoが今年初めて食べたかき氷の中で、最も心に残っているのを3つ挙げよと言われたら、
埜庵 天然すいか(白桃と相当迷ったんですが……)
柳川氷室のかき氷
そして今回ご紹介する、しもきた茶苑さんのかき氷かな、と思っています(まだ9月になったばかりなのに、気が早い話ではありますが……)。

というわけで、本blogでは3回目のご紹介になる、下北沢の「しもきた茶苑大山」。今回ご紹介するのは、この夏登場した2007年の新作かき氷です。今年の新作かき氷とは、すでに新聞やテレビでもかなり話題になっているこれっ。

shaved ice with heated tea and green tea syrup

「かき氷 ほうじ茶」(500)円に、ゆであずき(100円)を別添えで。あずきはこのように別添えもできますし、かき氷の中に入れてもらうこともできます。氷の中に入れると少し固くなるというか締まるので、とろっと柔らかで水分多めのゆであずきが好き、という人には別添えをおススメ。あずきの横にある黒蜜のようなものは、氷にかかっているのと同じほうじ茶蜜。かなりまんべんなく蜜はかかっていますが、足りないときは足してください、という心遣いです。

あいかわらず「どうやって盛りつけるんだろう?」というくらい背が高い氷(しかもふんわり!)に、店内のあちこちから「すごーい!」と声が上がっていました。友達の頼んだ抹茶氷といっしょに並ぶと、まるで茶色い山と緑の山が並んだよう。壮観……(笑)

崩さないように注意しながらひとさじほうじ茶氷を口にいれると、思わず「!」と表情が止まってしまいました。だって、氷を一口食べた瞬間、パーッとほうじ茶の“香り”が口の中に広がったんですもん。味じゃなくて、香りが広がったんです。これにはビックリ。

ほうじ茶のかき氷自体は、過去にも何回か食べたことがありました。「京はやしや」(やその系列店の林屋茶園など)ではほうじ茶シロップを使ったかき氷を出していますし、茶房・慶茶では2005年の夏に、ほうじ茶を凍らせてかいた氷に、黒蜜をかけるというタイプのかき氷を出しています。どちらもそれぞれにおいしく、「あ、ほんとだ、ほうじ茶の味ね」と思ったけれど……ほうじ茶の“香り”を鮮烈に感じたのは初めての体験。それだけに、かなりビックリしてしまったのでした。

しもきた茶苑のほうじ茶氷は、普通の氷をかいた上に、ほうじ茶から作る蜜をかけたもの。シンプルといえば、これ以上シンプルなかき氷はないのですが、それだけにほうじ茶蜜の味や香りが際だって、「ああ、これはお茶屋さんにしか作れないほうじ茶蜜だ……」としみじみ感じ入ったのでした。

なぜお茶屋さんであるしもきた茶苑さんでかき氷を出すことになったか?という経緯は1回目のエントリを、そして去年の12月に期間限定で出されていたクリスマスツリー氷については2回目エントリをお読みいただければと思います。

1回目のエントリにも書いたように、鈴の茶屋の女将から「お茶屋さんならではの新しいメニューも作ってください」と宿題をだされていた大山さん。かき氷を始めた年(2006年)は、鈴の茶屋のかき氷をいかに再現するかが最大のテーマだったのですが、かき氷2年目の今年、宿題の答えとしてメニューに載ったのが、この「かき氷 ほうじ茶」なのでしょう。大山さん曰く、「まだ『これだ』という蜜の味を、安定して出せるようになっていない」とのことで、ほうじ茶蜜がうまくできなくて全部廃棄してしまった、なんていう日もあったそうですが、私がいただいたほうじ茶氷は、ホントにおいしかったです。鈴の茶屋の女将も、きっと合格と言われるのではないでしょうか?

ところで、ほうじ茶氷の噂は夏のはじめから聞いていたのですが、8月下旬まで食べに行けなかったのにはちょっと訳がありました。

今年、しもきた茶苑さんは東京新聞に載り、読売新聞に載り、テレビにも出演した(ドライアイスでかき氷を作られたらしいです…w)とのことで、お店は大行列。私が行ったときも1時間くらい待ったんじゃないでしょうか。大山家の家族総出でがんばっていらっしゃるものの、喫茶スペースが小さい上に、ていねいにていねいにかき氷を作るので(なにしろあの背の高さ、油断すると倒れちゃいますから……)、なかなかお客が回転しないのです。

こちらのかき氷はホントにおいしいと思うし大好きなので、人気が出るのはとてもうれしいんですが、おいそれと食べに行けなくなっちゃうなー、と、ちょっと寂しくもなったり。しかし、これだけの人がかき氷を食べにやってくる、というのは、大山さんの真摯な姿勢あってこそ。なんだか、応援してるインディーズバンドがあれよあれよというまに大スターになっちゃったような気分です(笑)

08_simokitachaen.jpg

こちらは去年からの人気メニュー「かき氷 抹茶」。こちらも背の高いかき氷に、濃厚な抹茶蜜がまんべんなくかけまわされています。手前にあるのは、追加用の抹茶シロップと、別添えのミルク(50円)。「下手な抹茶を飲むより、よっぽど抹茶を味わってる感じ……」と、去年日本語にならない感想とともにこの抹茶ミルクに感涙したことを思い出します。ああ、今年もやっぱりおいしいなぁ~。

以下、かき氷とはあまり関係のない話です。

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大山さんにはいつも、お茶のことをいろいろ教わっています(かき氷で忙しくないときに)。店頭にもたくさんお茶の本があって、適宜本の記述を示しながらいろいろお茶のことを教えてくださるのですが、今回“お茶の味をいかに出すか?”というテーマで参考文献として示されたのがこれ。実は私、自分で点てる抹茶がおいしくないのが悩みの種だったのですが(独学なもので…)、このお話はホントに役に立ち、目が開かれた思いでした。

それにしても、行列の噂におそれをなして、実はなかなか行けなかったしもきた茶苑さん。9月に入ったら混雑も落ち着くだろうから、また行かなくちゃと思っています。あ、でも9月は臨時休業も多いので、事前にお店のWebサイトでカレンダーを確認してから行ってくださいね。

投稿者 ayano : 12:30 | トラックバック

2006年09月11日

渡辺美里が愛したかき氷屋さん:ミルクホール石川

ミルクホール石川
東京都世田谷区赤堤5-34-1 電話:03-3328-6635
営業時間:12:00~18:00、基本は日祝定休(臨時休業もあり)

食べたのは…2006年7月
主な値段は…ミルクあんず 300円、ニグロ 350円

下高井戸駅から日大通りをまっすぐ歩いていき、高校のところを曲がると、大きな木の下に「氷」の暖簾が揺れています。実はここのかき氷、一部では非常~に有名なのです。

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このお店の名前は、「ミルクホール石川」。6月から10月まで営業している小さなお店です。お店の中にはテーブルが三つ、いつも近所の学生さんたちでにぎわっています。お店を切り盛りするのは、お話好きなおばちゃん。壁に貼ってあるメニューの中から、「ミルクあんず」と「ニグロ」を選んでみました。

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ミルクあんず300円と、ニグロ350円。なんとも素朴なかき氷ですが、扇風機が生ぬるい風をかき回している店内で食べると、それがとてもおいしい♪ そうそう、かき氷ってこういう食べ物だよね、本来。

ニグロというのは随分変わった名前ですが(さらにいうなら放送禁止用語かもという気もしますが)、ミルク金時氷の中にあんずとみかんが入っている豪華版のかき氷です。……と説明すると甘そうだけど、結構食べると酸っぱい。松原高校ラグビー部の男の子たちが名付けたかき氷なのだそうです。

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ミルクあんずを食べ進むと、大きなあんずがゴロンとでてきます。杏好きなので、こういうのはうれしいなー。

さて、このお店がなぜ一部で有名なのか、そしてなぜ「ミルクホール」という名前なのか、そろそろ種明かしをしましょうか。


渡辺美里の4枚目のアルバム「BREATH」の中に、「Milk Hallでおあいしましょう」という曲があります。そのタイトルになっている“Milk Hall”とはまさにこの「ミルクホール石川」のこと。渡辺美里はこのお店のすぐそばにある都立松原高校の出身で、松原高校ラグビー部のマネージャーをしていました。

お店のおばちゃん曰く、「練習を見ていないで、抜け出してよくかき氷を食べていた」そうなんですね。そんなわけで、この小さな小さなお店は、渡辺美里ファンの聖地のような場所らしい。夏のライブ日ともなれば、ファンがこのお店に押しかけるのだそうです。とても入りきらないだろうに……。渡辺美里ファンが代々書いていくノートというのもあるみたいですよ。

#ちなみに、高校生だった渡辺美里のお気に入りというのが「カルピスあんず」だったそう。私はそれを頼んだつもりが、事前リサーチが甘くて、間違ってミルクあんず食べちゃったのでした。ああー(苦笑)

私は渡辺美里のファンというわけではないのですが、おばちゃんにいろいろお話を聞かせてもらいました。渡辺美里の写真集があって、その撮影のときに渡辺美里がこのお店にやってきたそうなんですね。ところが残念ながらその日はお休み。「せっかく行ったのにお店が休みだった、残念」という話が写真集に書かれていたのだそう。ファンが今でもお店にやってきて、おばちゃんは「せっかく美里が来たのに、どうして店を開けかったんだ」と怒られるのだそうです。そんなこと言われたって、ねえw(もちろん冗談でいったんだと思いますけど)

さらにもう一つ疑問だったのが「ミルクホール石川」という店名。ミルクホールというと、大正とか昭和初期のモダンなおしゃれスポットで、モガがいて、ミルクコーヒーを飲んでいて……とかそんなイメージなのですが、このお店はどうもそういう感じには見えないのだけれど……そう訊ねると、おばちゃんは「あはは」と笑って店名の由来を教えてくれました。このお店を開いたのは、明治生まれのおばちゃんのお母さんだったそうなんですが、「ミルクホールに憧れていたから」という、それだけの理由らしいです(笑)

とはいえ、いちおう「ミルク」にまつわる仕事もしていたとのことで、元々は明治乳業の専売所だったそうなんですね。このあたりの学校の生徒にビン牛乳などを売って商売をしていたのだけれど、世の中に自販機が増えてきて、ビン牛乳は売れなくなってしまい、「専売所はやめましょうかね」という話になったのだそう。そんなわけで、今や店名に“ミルク”が付く要素はどこにもなくなっちゃったわけですが、今でも界隈の学生さんたちのために、安くておいしいかき氷や軽食を提供しているミルクホール石川なのでした。

ちなみにこのお店、おばちゃんの趣味でやっているようなお店なので、臨時休業も多いし、そもそも6月から10月までしかお店を開けていません。基本的には日祝休みなんですが、8月下旬になると、おばちゃんの合唱ツアーが忙しくなるため、休みの日が多くなるのだそうです。現地に行ってみてやってなかったら、残念ですがあきらめてください←ヒドイ

なんとも気まぐれかつアットホームなお店でしたが、なにしろおばちゃんがいい人で、楽しいひとときを過ごせました。渡辺美里ファンの方なら、聖地巡礼に行ってみてはいかがでしょう?きっとものすごく楽しいと思いますよ。


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投稿者 ayano : 08:09 | トラックバック

2006年09月06日

お茶のプロの手で甦った「鈴の茶屋」のかき氷:しもきた茶苑大山「かき氷」

しもきた茶苑大山(WEB)
東京都世田谷区北沢2-30-2 電話:03-3466-5588 
営業時間:14:00~18:00、月曜定休

食べたのは…2006年8月
主な値段は…かき氷 600円

※これから行かれる方へ(9/18追記):2006年のかき氷は、10月9日までだそうです。10月10日はお休み、11日からは玉露・煎茶メニュー中心に戻ります。9月22日~25日は臨時休業、9月20日は変則的な時間での営業となります(午後4時開店、7時閉店)。

今年の7月に「新店・移転情報」と題したエントリでご紹介したのが、“下北沢の甘味処「鈴の茶屋」は閉店してしまったけれど、そのかき氷はバードカフェさんに引き継がれて復活しました”という話題。その後事情が変わって、現在鈴の茶屋さん直伝のかき氷を、下北沢のお茶屋さんで出している、という話を聞き、下北沢へ行ってきました。

駅からほど近いお茶屋さん「しもきた茶苑大山」。本来は日本茶喫茶なのですが、夏のあいだだけスペシャルメニューということで、今年から始められたのが「かき氷」です。種類はシンプルで、抹茶・あずき・ミルク(+みぞれ)の組み合わせです。ちょっと悩みましたが、「かき氷 抹茶・あずき」を選んでみました。600円。

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出てきたかき氷を見て、思わず心の中で「おお~!!」って叫んでしまいました。ふわっふわの氷が、山のように高く盛りつけられています。周りには濃厚な抹茶がたっぷりと回し掛けられ、そのほかにも抹茶みつが添えられています。こんなに背が高くて、しかも美しいかき氷も珍しい。

smkt02.jpg

氷はかなりぎっしりと盛り込まれていて、食べるとかなりのボリュームです。食べ進むと中から丁寧に煮たあずきが固まりで現れます。

なんといっても、まわりにかかっている抹茶みつがとにかく濃厚でおいしい。苦いわけではなく(甘味は付けてありますし)、お濃茶を氷と一緒にいただいているような感覚です。お茶屋さんの抹茶みつですから、その辺の“宇治シロップ”とは天と地との差があります。周りにかかっているだけでもかなりのお茶の量です。人によっては、このかき氷を1杯食べたら夜眠れなくなってしまうのでは……と心配になってしまうくらい(笑)

作り手がとても丁寧に作っていることが、食べているこちらに伝わってくるようなかき氷です。ふわふわでしかもボリュームたっぷりな雪の山に、上質な抹茶。うわ~、おいしい……(感涙)

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店内の片側の壁には茶器が、そして逆側の壁にはものすごい数のトロフィーが飾ってあります。店主の大山さんは、茶審査技術競技……つまり、日本茶の聞き茶を競う大会の常連入賞者。ご本人だけでなく、お父さんも弟さんも多数入賞経験アリ、というお茶一家で、いわばお茶のプロ中のプロなのです。お茶のプロの大山さんが、なぜかき氷を作ることになったのか、お話を伺ってきました。

残念ながら私は行ったことがないのですが、下北沢の鈴の茶屋は、とても人気のある甘味処で、夏のかき氷も常連がたくさんいる人気の逸品でした。しかし鈴の茶屋は惜しまれながら閉店し、女将のかき氷は「幻のかき氷」となってしまったのです。

トーキョーウジキントキに鈴の茶屋の女将ご本人から書き込みがあったように、その後今年の6月より、下北沢の 「バードカフェ」で女将の指導のもと、鈴の茶屋直伝のかき氷が復活することになりました。ところがさらにその後、別の場所で女将自らの手で、「あまづらや」という名で鈴の茶屋のかき氷を再度販売することになった……のですが、行き違いがあって、ものの数日で閉めてしまったそうなのです。

このまま鈴の茶屋のかき氷は消えてしまうのか、と思ったのですが、そこで女将が白羽の矢を立てたのが、よくお茶を飲みに行っていた、しもきた茶苑大山の大山さん。「あまづらやで使う予定だった機材を譲ります。レシピも教えるので、私のかき氷を引き継ぎませんか」ということで、しもきた茶苑大山で鈴の茶屋のかき氷が復活したのです。

そんなわけで、7月から突然かき氷を販売することになった大山さんは、女将の指導のもと、2週間特訓をうけたそうです。氷のかきかた、盛りつけ方、小豆の煮方などなど……。氷のかき方も、十勝産の小豆をキビ砂糖で煮る作り方も、すべて鈴の茶屋直伝レシピだそうですが、1つだけ変わったのが抹茶。「せっかくお茶屋さんでやっているんだから、もっと抹茶を楽しんでもらおう」ということで、鈴の茶屋時代の倍以上の抹茶を使っているのだそうです。

今はなにしろ、鈴の茶屋のかき氷を再現することに注力しているそうですが、女将からは「お茶屋さんならではの新しいメニューも作ってください」と宿題をだされているそう。きっと来年以降の話だと思いますが、お茶屋さんならではのオリジナルかき氷、楽しみです。「私はお茶屋なので、製菓の技術はないから」……と、大山さんは謙遜されてましたが、今年初めて食べた氷の中ではもっとも印象深い、おいしいかき氷でした(まだ9月になったばかりですけど)。

smkt04.jpg

しもきた茶苑の外観。1階は茶葉の販売、2階は喫茶になっています。2階は建物の横に回って上がるようになっています。

かき氷が終わったら、通常の日本茶メニューに戻るそうです。オススメは、40℃とかなり低い温度でじっくり抽出する玉露。お店の方がつきっきりで5煎まで淹れてくれた上、最後は開いたお茶の葉を食べるところまでセットということで、今からかき氷シーズン終了後が気になっていたりします←お茶好き

なお、かき氷は9月いっぱいは販売する(もしかして10月中旬くらいまでやるかも?)そうです。ただ、9月はお店の営業時間が変則的だったり、臨時休業があったりするそうなので、Webサイトで営業日を必ず確認してからでかけてくださいね。

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投稿者 ayano : 12:59 | トラックバック

2006年08月10日

氷屋さんの氷はやっぱりおいしかった:氷工房 石ばし「三色氷」

三軒茶屋の駅から国道246号線を駒沢方面へ。うどん屋さんのところの細い道をちょっと入ったところに現れるのが「氷工房石ばし」。昭和39年からやっているという、氷問屋さんです。「氷」ののれんに惹かれるようにお店の中に入ると、店先には小さなテーブルと椅子があり、そこでかき氷を食べられます。

「何にしますかー?」と笑顔で迎えてくれるのは、きれいで話し好きな奥さん。メニューはいっぱいあって目移りしましたが、「三色氷」と「マンゴ氷」を注文しました。三色氷は「赤系?青系?」と聞かれたので、赤系をチョイス。

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三色氷(赤系)、300円。名前の通り、3色のシロップをかけて作ってくれます。この日はチェリー、オレンジ、レモンシロップの3色。青系の三色氷はブルーハワイ、レモン、メロンの3色だそう。

ちなみに最初はチェリーじゃなくてイチゴだったのですが、「色もきれいになるし、チェリーのほうがおいしいってお客さんが言うので」最近はチェリーをお勧めしているのだそう。おかみさんにお願いすれば、色が汚くならない範囲内でアレンジもしてくれます。

奥さんはアイデアマン(ウーマン?)で、ちょっと前、ワールドカップの時は「ワールドカップ氷」というメニューを考案・販売していたのだそうです。これはどんなものかというと、下にブルーハワイ、その上にカルピスをかけて、その上にチェリーをのせるというもの。サムライブルー&日の丸の図柄ということだと思いますが「日本が負けたらほとんど出なくなっちゃったわ、ふふふふ」と笑ってらっしゃいました。

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もう一つのマンゴー氷はこんな感じ。シンプルなだけに氷のおいしさがよく分かります。

このお店に来たら、是非注目してみてほしいのが氷削り機。何十年使ってるんだろう?というような年代物なのですが、ばっちり手入れがしてあり、バリバリの現役です。注文すると、シュルシュルシュル、とこれで氷を削ってくれます。写真は下に。

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たまたま次のお客さんに来ていた小さい男の子が「ティッシュペーパーみたい!」と言って大人を笑わせていましたが、薄く削られながらはらはらと落ちてくる氷は、たしかにティッシュみたい。薄くかかれた氷はしゃっきりとした佇まいですが、口に入れるとすーっと溶けていき、気持ちのいい食感です。おいしい♪

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外に下がった「氷」ののれんが目印。外の風に当たりながら、氷問屋さんの軒先でいただくかき氷、とってもおいしかったです。ごちそうさまでした!

追記:石ばしさんでは一年中かき氷を食べられます。「冬に食べに来る人いますか?」と聞いたら、「そうねー、真冬にも1年に1人くらいいらっしゃるわねー」とのことでした。

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